新潟の伝統野菜。多汁でとろける、浅漬けの王様「黒十全なす」
新潟県の食卓で古くから愛されてきた伝統野菜黒十全(くろじゅうぜん)なす。幅広の巾着型で皮が薄く、果肉は多量の水分を含んでしっとり。ほのかな甘みがあり、浅漬けにすると驚くほど美味しく仕上がります。草勢が強く家庭菜園でも手軽に育てられる、新潟の夏の定番ナスです。
新潟伝統野菜巾着型多汁・浅漬け絶品草勢強く丈夫ほのかな甘み
品種について
「十全なす」のルーツは、もともと大阪・泉州地域で栽培されていた水なすにあります。昭和初期、新潟県の旧十全村(現在の五泉市)に水なすの種が持ち込まれ、各農家が自家採種を重ねながら新潟の風土に合わせて育て上げた——それがこの黒十全なすです。土地の歴史とともに育まれてきた、まさに地域の宝のような品種で、今も新潟の夏には欠かせない味として親しまれています。
この品種の特徴
- ● 幅広の巾着形 「巾着なす」とも呼ばれる独特の幅広い形。濃黒紫色で光沢が強く、シワが多いのが特徴です。
- ● たっぷりの水分 果実が多量の水分を含む多汁質。肉質がしまっているため、浅漬けにしたときの歯切れのよさが格別です。
- ● ほのかな甘み 噛むとほのかな甘みが広がります。漬物はもちろん、煮物や焼きナスにしても旨みが活きます。
- ● 家庭菜園向きの丈夫さ 草勢が強く手軽に育てられます。新潟の暑い夏にも負けず、初心者でも安定して収穫できます。
おすすめの食べ方・レシピ
やはり一番のおすすめは浅漬け。多汁な果肉が漬かると、ごはんが止まらなくなる新潟の夏の定番になります。煮物や焼きナスにしても、しっとりした果肉の旨みを存分に楽しめます。
- ● 浅漬け くし切りや薄切りにして塩で揉み、軽く重しを。多汁な果肉が漬かると絶品です。
- ● 蒸しナス 丸ごと蒸して、生姜醤油やポン酢で。果肉のとろける食感が引き立ちます。
- ● 煮浸し だしで煮て冷やし、味を含ませて。しっとりした口当たりに。
- ● 味噌汁の具 大ぶりに切って味噌汁に。汁を吸った果肉がジューシーです。
こんな方におすすめ
新潟ゆかりの伝統野菜を育ててみたい方、多汁で美味しい漬物用のナスをお探しの方に。丈夫で育てやすいので、家庭菜園で地元の味を再現したい方にぴったりです。