新潟の伝統野菜。多汁でとろける、浅漬けの王様「黒十全なす」
新潟県の食卓で古くから愛されてきた伝統野菜黒十全(くろじゅうぜん)なす。幅広の巾着型で皮が薄く、果肉は多量の水分を含んでしっとり。ほのかな甘みがあり、浅漬けにすると驚くほど美味しく仕上がります。草勢が強く家庭菜園でも手軽に育てられる、新潟の夏の定番ナスです。
F1(一代交配)新潟伝統野菜巾着型多汁・浅漬け絶品草勢強く丈夫ほのかな甘み
品種について
「十全なす」のルーツは、もともと大阪・泉州地域で栽培されていた水なすにあります。昭和初期、新潟県の旧十全村(現在の五泉市)に水なすの種が持ち込まれ、各農家が自家採種を重ねながら新潟の風土に合わせて育て上げた——それがこの黒十全なすです。土地の歴史とともに育まれてきた、まさに地域の宝のような品種で、今も新潟の夏には欠かせない味として親しまれています。
似た品種との選び方
ふっくら巾着型で浅漬けに向く「水なす系」には、ほかに泉州絹皮水なす(泉州の在来固定種ブランド)と水の匠(作りやすいF1の丸ナス)があります。新潟黒十全は、その中でも新潟で「夏の定番」として親しまれてきた浅漬け用のF1品種。皮が薄く果肉が緻密で、漬け汁がじゅわっと染みる歯切れのよさが身上です。「新潟の郷土の味・浅漬け定番」で選ぶなら新潟黒十全、泉州の伝統ブランドなら泉州絹皮水なす、手軽な生食なら水の匠がおすすめです。